ブランチのタイプ
ブランチには、IXIASOFT CCMS の他のオブジェクトと同様にステータスがあります。ブランチのステータスによって、ブランチのタイプが決まります。
ブランチのステータスは、以下のいずれかになります。
- Development
- Maintenance
- Delivery
- Closed
ブランチのタイプによるアクションへの影響
ブランチのタイプによって、要件や動作が異なります。
動作 | Development | Maintenance | Delivery | Closed |
---|---|---|---|---|
編集の許可 | 〇 | 〇 | ×。読み取り専用 | ×。読み取り専用 |
オブジェクトのステータス制限 | 制限なし。オブジェクトはどのステータスにも設定できます。 | 制限なし。オブジェクトはどのステータスにも設定できます。 | オブジェクトは、最終ステータス ( たとえば、Done) である必要があります。 オブジェクトはより低いステータス ( たとえば 、Work) に移動できません。 |
オブジェクトは、最終ステータス ( たとえば、Done) である必要があります。 オブジェクトはより低いステータス ( たとえば 、Work) に移動できません。 |
新規オブジェクトの作成 | ブランチに新しいオブジェクトを作成できます | ブランチに新しいオブジェクトを作成できます | 新しいオブジェクトを作成できません | 新しいオブジェクトを作成できません |
ブランチの削除 | Developmentブランチを削除できます | Maintenanceブランチを削除できます | Deliveryブランチは削除できません | Closedブランチは削除できません |
他のブランチからプッシュされたコンテンツ | コンテンツはDevelopmentブランチにプッシュできます。 | コンテンツはMaintenanceブランチにプッシュできます。 | Deliveryブランチのオブジェクトは、他のブランチのコンテンツで更新できます。ただし、プッシュする前に、他のブランチのコンテンツがDeliveryブランチの最低限のステータスである必要があります。 コンテンツがプッシュされると、Deliveryブランチのオブジェクトのインスタンスが最終ステータスであっても、新しいリビジョンが作成されます。 |
コンテンツはClosedブランチにプッシュできません |
自動分岐
オブジェクトが異なるブランチ間で共有されている場合は、ブランチ タイプの組み合わせや、編集中のコンテキストが明確かどうかによって、自動的に分岐されることがあります。オブジェクトを編集したときや、ステータスをDoneからWorkに戻したときに、自動的に分岐されることがあります。
CCMS Webは、以下のような想定で編集するコンテキストを決定します。
- マップ エディターからオブジェクトを編集する場合、マップ エディターで開いているマップがコンテキストになります。
- 自分に割り当てられているオブジェクトを編集する場合、オブジェクトを割り当てられる際に指定されたコンテキスト マップがコンテキストになります。
注: オブジェクトの編集の際にマップ エディタ―で開いているマップは、割り当ての際に指定されたコンテキスト マップより優先されます。
オブジェクトが自動的に分岐するのは以下の場合のみです。
- オブジェクトを共有するブランチのうち、1つのブランチでのみ編集できる場合。
- Maintenanceブランチのコンテキスト内でオブジェクトを編集している場合。
- Developmentブランチのコンテキスト内でオブジェクトを編集しており、編集しているオブジェクトが他のDevelopmentブランチと共有されていない場合。
注: DeliveryブランチとClosedブランチのインスタンスは、常に最終ステータス (Doneなど) でありチェックアウトできないため、自動的に分岐されることはありません。
たとえば、マップ エディターからトピックを編集したいとします。CCMS Webは、マップのコンテキスト内でトピックを編集することを想定します。このマップがMaintenanceブランチにある場合、トピックは自動的に分岐されます。編集をクリックすると、分岐が発生する前に、自動分岐に関するメッセージが表示されます。